シャドーボックスクラフト:段ボールで作るブックアート
今回作るのは、本や物語から生まれるアートクラフト。
本が好きな人は本を題材にしてもいいし、アニメや映画を題材に作ってもいいですね。
本型のボックスに物語の世界を詰め込んでみましょう!
古びた本を手作りしてみたい方や、本型のボックスを作りたい方にも使っていただける作り方、そこにシャドーアートを加えると、本型の箱の中に不思議な世界が出来上がります。
立体的なシャドーアートで、物語の世界に入り込むような感覚になります。
段ボールや半紙など身近な素材で作れるので、子供さんの工作の宿題のアイデアにもできますし、大人の方も飾れるクラフト(工作)として取り組んでいただいても素敵。
私のアトリエでも、一人一人選んだお話しでシャドーボックスを作ってくれました。イミテーションの本の装飾がとても楽しそうでした。
使用する道具と材料
道具
- はさみ、カッター、
- 刷毛
材料
- 段ボール
- 半紙
- のり
- 塗料(工作用の絵の具やペンキ)
- 針金やつまようじ
- お好みの装飾(紙、ひも、飾りなど本の装飾に使えるものであればなんでも)
作り方
1.材料をカット
段ボールで本の中身と、本のカバーをカットします。
カットするパーツは以下です。
- 表表紙
- 背表紙
- 裏表紙
- 本の中身(紙の厚みを表す部分)
本の中身をボンドで一体化させてから、中身をくり抜きます。(このくりぬいた資格の中に、シャドーアートが入ります。)
2.本のカバーの装飾
本のカバーに凹凸など装飾を施しておきます。
私の場合は紙紐を使って凹凸を出しました。
本の背表紙、裏表紙、表紙をつなげます。この際、中身に本を入れて開き具合をチェックしておきましょう。ぱつぱつにつなげてしまうと開きにくくなることがあります。
中はこのような感じで設置されます。背表紙と表紙との間に隙間があるおかげでパタパタと開け閉めができるようになります。
仮止めされた上から半紙をノリで貼っていきます。半紙をわざとしわくちゃに貼り付けて古びた羊紙のような雰囲気を出します。
本の中がわにも半紙を折り込み貼っておきましょう。
本のカバーに半紙を貼り終え、よく乾いてから好きな色で塗装をします。アクリル絵の具やペンキ、イベントカラーやポスターカラーなど色の定着がよくはっきりと塗れる画材で塗ると良いでしょう。
メインの色の塗装が終わって乾いたあ後に、ニスや金色の塗料でエイジングしていきます。
エイジングペイントのコツは、凹凸の上を刷毛でなぞるように塗ることです。全てをベターっと塗ってしまわず、かすれるように塗ると雰囲気がでます。
次は本の内側の装飾です。
お好きな紙や布など、見栄えのするものを貼ると良いでしょう。
私の場合は英字の小説を切り取って貼りました。左側はクラフト紙です。
シャドーアートを本の中身に設置
内側がきれいになったら、次は立体的な絵の表現、シャドーアートの準備です。
劇場のセットを作るような感じで創作すると良いでしょう。
絵を立てるのである程度厚みのある紙に描くと良いでしょう。
絵をカットしていきます。
ほんのカバーと、本の中身、シャドーアートのパーツが揃いましたね!
では、シャドーアートのパーツがしっかりと本の中で立つように、はりがねや爪楊枝を裏に仕込んでいきましょう
本の紙の部分となるくりぬいた四角のパーツにシャドーアートのパーツを仕込みおわったら
本のカバーに合体させます。ボンドで良いです。
最後私は背景に水彩で夜空を描きました。
完成
完成です!
中を開いた時に見える左側のスペースにイラストを差し込んでみました。
皆さんの自由にデザインしていいこのクラフト。作りたい世界の要素を詰め込んでください。